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​仏教用語・信行用語

​か行

口唱(くしょう)

 口で南無妙法蓮華経とお唱えすることで、佛立宗の根本修行。

功徳(くどく)

 善行をなすことにより人に備わった徳性、善行の結果として報われた果報のこと。  当宗では、信心修行の結果得られるものを功徳という。

組(くみ)

 本門佛立宗内各寺院、教会において設置される信徒の弘通組織で「部」とも称される。各組(部)ごとに御講奉修等の弘通活動が営まれる。

供養(くよう)

 仏、法、僧の三宝に自分が所有している財物を捧げたり、自分の身体を使わせていただくなど。身・口・意での供養もある。

 

外護(げご)

(自分の身体や心を内とするのに対して、他人の身体や心を外として、他の人々より護を受けること。身体のご奉公や金品のご有志、布施供養によって寺院を維持し、教務の生活を守ること。

下種(げしゅ)

 末法に生きる人々の成仏の種である上行所伝の御題目を口で唱えて心に納めること。

怠(けたい・けだい)

 信心修行を怠りなまけること

結婚式(けっこんしき)

 佛立宗の結婚式では、新郎新婦の二人が夫婦として新たな人生を出発するに際し、ご信心の功徳によりこれまで無事平穏に歩んでこられたことを御宝前に感謝するとともに、新たな人生におけるご守護をお願い申し上げます。
 仏さまはもちろんのこと、諸仏諸天善神、諸菩薩等あらゆる方々が在す佛立宗の御本尊。その御宝前において新郎新婦、親族縁者一同に御題目をお唱えし、「一寸先は闇」の人生に無事円満な家庭が築けるよう、ご祈願させていただきます。

決定(けつじょう)

 疑い、迷いなく信心が定まること(定めること)をいう。

現証(げんしょう)

 仏法の邪正を見極めるには、道理、文証(証文)、現証の三証がある。現証は現実の目に見える証拠、事実のこと。特に説得力の大きいのが現。ご利益は、御法の真実を感得し、信行をより増進させるために頂くものであるから「現証ご利益」という。

現当二世(げんとうにせ)

 現世と未来世(当来世。当に来たるべき世)こと。

広宣流布(こうせんふる)

 上行所伝の御題目を広く宣べ伝え、流布(流し布く)すること。

高祖ご降誕会(こうそごこうたんえ)

​ 日蓮聖人〔高祖大士〕は1222年(承久4年)2月16日、安房国小湊(あわのくにこみなと=現在の千葉県房総半島の南端)でご誕生になりました。これは単なる一人の人間の誕生ではなく、久遠本仏より末法における御題目の大法弘通の命を受けられた、上行菩薩のご再誕を意味するのです。
 日蓮聖人が末法のはじめ、鎌倉時代にこの日本に生をうけられたお陰で、仏さまの真実の教え、南無妙法蓮華経の御題目のご信心が明らかにされました。それは、こんにちの我々すべての人間がその大法によって救われるはじめとなったことを意味します。
 これほどの慶事を、佛立宗では「高祖御降誕会」という法要を営んでお祝いさせていただくのです。

御教歌(ごきょうか)

 本門佛立宗を開かれた開導聖人が、法華経や高祖日蓮大士の教え、ご信心ご奉公上の心得を短歌(和歌)形式にして示された歌。今日約三千四百首が伝えられている。

御指南(ごしなん)

 当宗では高祖日蓮大士以下の先師上人方、門祖日隆聖人、とりわけ開導日扇聖人の説き示された教えを「御指南」と称している。佛立信者が歩むべき道を正しく指し示してくだされている羅針盤(指南・コンパス)である。

御罰(ごばち)

 一般には「罰」は悪事のむくい、あるいは神仏が悪行をこらすことの意で用いられるが、当宗では「御罰」と称し、御宝前より懈怠、謗法をそれと分からしめていただくためにこうむるお折伏(注意)の意として用いる。御罰は仏祖の大慈大悲のあらわれであるから、その意味では御罰もご利益の一種とみなすことができる。

御法門(ごほうもん)

 「御法門(ごほうもん)」とは、世間でいうお説教とか法話と同じようなものですが、当宗の教務が説くその話の内容は、御題目の「ご信心の道」を教えるものです。
 「法」とは仏さまの教え、「門」とはその入り口のことです。つまり御法門とは、ご信心の世界へ入らせ、「ご利益を頂く」ための道を歩ませるためのものなのです。
 何事もその物差しとなる指針や哲学がないと、その道を学び極めようと思っても、なかなか上手くいかないものです。ご信心の道も同様に、その道しるべがないければ、迷わずに成仏というゴールへたどり着くことはできません。その道しるべが、いわば御法門なのです。

御妙判(ごみょうはん)

 当宗では、高祖日蓮大士の説き残された教えのこと。「法華経の妙義を判じる」という意で、末法の人々がご利益をいただく為の修行方法を、法華経のみ教えに照らして正しく判定されている。

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